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木造施設のメンテナンスは大変?CLTログハウスが変える維持管理の常識

※このサイトは株式会社アールシーコアをスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
目次
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木の家や天然素材を使った施設などは、自然の温もりを感じられて経年変化の風合いを楽しめる反面、適切なメンテナンスなど維持管理についての不安感や課題があることも事実です。このページでは木造施設の個性や良さを活かしつつ、CLTログハウスで維持管理やメンテナンスの課題を軽減するためのポイントをまとめていますので参考にしてください。

なぜ「木造のメンテナンス」は不安視されるのか?
工法別の弱点を比較

木造施設の設計や建築に当たって、維持管理の問題や将来的な経年劣化を不安視する人は少なくありません。

ここではまず、木造建築のメンテナンスなどに不安を抱かれやすい理由と弱点を工法別にチェックしていきましょう。

一般木造(サイディング等)のリスク

一般的な木造建築物を設計・購入するといった場合、どうしても目に見えない土台や柱といった部分の腐食や劣化が気になるという人は少なくありません。

実際、長期的な観点に立てば、シロアリによる被害や壁内結露による腐食、サイディングのコーキング切れなど様々なリスクや対応メンテナンスについて考えることが必要です。

一般ログハウス(丸太組)のハードル

ログハウスのような丸太組の木造建築物に関しては、木材に含まれている水分が歳月と共に抜けて「割れ」が発生したり、荷重によって「縮み」が生じたりといった「セトリング」の問題も無視できません。

セトリングは一般的なログハウスに関してあらかじめ想定しておくべきリスクやデメリットですが、言い換えればセトリングの発生時に必要となる適切なメンテナンスや修繕・調整のコストなどが見えてしまうため、ログハウス建築に慣れていない人にとっては不安や迷いを抱きやすい一因となっています。

CLTログハウスが「メンテナンス・フレンドリー」である
3つの科学的理由

ログハウスの風合いや建築様式を楽しみつつ、維持管理のリスクを軽減してコストや手間を抑えるアイデアに、「CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)」を建材としたCLTログハウスがあります。

【構造】セトリングからの解放

CLTは、ラミナ(引き板)を並べた後に、木材の繊維方向が直交する形で積層接着されている木質建材です。これにより、CLT建築物は一般の木材を使用した時のような縮みといったセトリングが発生しづらく、施工後の寸法変化などを抑制しやすい点が特徴です。

そのため、ログハウスの建築素材としてCLTを活用することで、ボルトの増し締めやセトリングスペースの調整といったメンテナンスのデメリットを軽減可能となり、維持管理における課題を総合的に改善した住環境を叶えやすくなります。

※参照元:愛媛県CLT普及協議会「CLT建築物の設計ガイドブック」【PDF】 https://clta.jp/wp-content/themes/clt/pdf/about/nyukai/pdf_guidebook.pdf

【作業】フラットな壁面だから「塗装」が圧倒的にラク

CLTは専用パネルがあらかじめ工場で加工されており、壁面がフラットになるため塗装においてもスムーズに進められることが重要です。

丸太のような表面に凹凸のある木材の場合、ローラーなどで簡単に塗装することができず、塗り漏れ部位などが発生するリスクも無視できません。しかし、CLTログハウスであれば塗装をしやすく、防腐処理や防水処理においてもリスクを軽減できることが強みです。また、自分や家族でDIYとして塗装を楽しんだり、メンテナンスを安価にしたりといったニーズにも適しています。

※参照元:愛媛県CLT普及協議会「CLT建築物の設計ガイドブック」【PDF】 https://clta.jp/wp-content/themes/clt/pdf/about/nyukai/pdf_guidebook.pdf

【リスク管理】現し(あらわし)構造で劣化を早期発見

CLTログハウスでは壁の内部に遮蔽部が存在せず、例えば雨水の浸入があったり、シロアリなどの虫害が発生していたりした場合、目視によって速やかに発見しやすいこともメリットです。

人の体や病気と同様に、建築物の課題や問題も早期発見が早期治療及び完治につながりやすく、異常をチェックしやすい工法は長期間の暮らしを安定させる上で魅力と言えるでしょう。また、トラブルが大きくなる前に対処することで、修繕コストなど経済的な負担を軽減できることも重要です。

※参照元:愛媛県CLT普及協議会「CLT建築物の設計ガイドブック」【PDF】 https://clta.jp/wp-content/themes/clt/pdf/about/nyukai/pdf_guidebook.pdf

50年で数百万円の差?
ライフサイクルコスト(LCC)で見る経済性

一般の木造建築としてのログハウスと、CLTログハウスを比較した場合、初期コストから将来的なコストまで様々な点で違いが生じます。

以下の表では、一般木造建築物とCLTログハウスを比較した例をまとめていますので、コストバランスのイメージとして参考にしてください。

各種コスト 一般の木造建築物 CLTログハウス
施工に関するコスト 木材の購入コストや工期の長さによるコストが発生 建材を事前に工場で加工するため、工期圧縮などによるコスト削減を考えやすい
セトリングに関するコスト セトリングの程度に合わせた費用が発生 セトリングによるコスト負担なし
修繕に関するコスト 10~15年ごとに外壁塗装や防蟻処理・防水処理など専門業者によるメンテナンスコストが発生 外壁塗装などDIYで対応可能な範囲は維持管理のコストを削減しやすい
光熱費に関するコスト 断熱性に限界があり冷暖房などのコストがかかりやすい 隙間のないパネル構造による「高い気密性」と、厚みのある木材が熱を蓄える「蓄熱効果」により室温が安定しやすい

「汚れる」のではなく「育てる」。
経年美化(エイジング)を楽しむ暮らし

木材などの天然素材の特徴として、年月と共に素材の色や感触が変化する「経年美化(エイジング)」を楽しめるといった点が挙げられます。

そもそも、どのような素材や建材であっても経年変化による影響を避けることは難しく、それがマイナス方向に働いた場合は「経年劣化」として品質や価値の低下を招く要因になります。例えば人工の素材や新建材などは経年変化によって劣化していき、一般的に新築時の品質がピークになっていると言えるでしょう。

一方、木造建築物はむしろ経年変化によって美しく色合いや風合いが変化していき、それぞれの建築物の個性や魅力として楽しめる点が重要です。また、経年美化は人工的に完全再現することが難しく、自然の影響や時間の影響によって叶えられることも人気の理由です。

また、思いがけない傷や損傷に関してもCLTであれば自分でサンドペーパーを使って修正しやすく、残したい経年美化を守りつつ、消したい傷を解消するといった、自分の手で「家を育てる」楽しみを人生に取り入れられることは見逃せません。

木造施設に関する補助金・助成金

国や自治体はSDGsへの取り組みや環境問題の改善、地域経済の振興や地産地消の促進などを目的として、CLTログハウスを含めた木造建築物に関して様々な助成金や補助金を用意していることもポイントです。

例えば、国の補助事業として「林業・木材産業循環成長対策交付金」があり、また「みやぎCLT普及促進事業補助金(宮城県)」や「木の街並み創出事業(東京都)」、「にぎわい施設で目立つ多摩産材推進事業(東京都)」のような、木造建築物やCLT建築物のための各種制度を用意している自治体もあります。

具体的にどのような補助金や助成金を活用できるかは自治体や建築条件によって異なりますが、まずは木造施設に活用できる補助金や助成金があるという点を覚えておきましょう。

まとめ
まとめCLTログハウスは
「賢く怠けたい」現代人にこそおすすめ

木造建築物や木造施設は自然の魅力を暮らしに取り入れられるアイデアであり、持続可能な社会の実現に向けて世界的に価値が再発見されているテーマでもあります。

一方、人工的に開発・合成された新建材などと異なり、木造建材を利用する際には様々な課題や将来的な維持管理の問題が不安視されることも少なくありません。そのような中で、CLTは木材のメリットを活かしつつ、デメリットを抑えるために開発された素材であり、ログハウスの建築などにおいてもCLTを活用することで様々なニーズに対応できます

CLTログハウスの強みを知るためにも、まずはモデルハウスの見学などを通して、CLTの「壁」の質感や構造の特徴などを体感してみてください。

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