木の空間がもたらす“
記憶に残る体験”

五感にひびく木のチカラが、空間の記憶を深く刻む

木材には、視覚、触覚、嗅覚、聴覚といった多様な感覚に働きかけ、強い印象を残す特性があります。例えば視覚。木材の表面には細かい凸凹があり、光を乱反射させることが可能です。夏の日差しが強い日でも眩しさを軽減し、目に優しい光を創出。安らぎと落ち着きを与え、長時間滞在でも疲れにくい空間を実現します。

嗅覚では、木材から放出されるフィトンチッドという成分に注目。フィトンチッドとは、樹木や草などが害虫や微生物などの外敵から身を守るために放出する物質のことです。空間の記憶が香りや癒しと共に刻まれるでしょう。

木造施設は、こうした効果が複合的に作用し合うことで、強い印象を残します。この印象によって、集客やリピーターを創出し、ブランド価値を高めることが可能です。

滞在時間が伸びる／
客単価が上がる／
来店理由になる

居心地の良さが行動を変える。リピートと消費を生む空間設計

木材が持つ心地よさ、非日常感には、顧客の滞在時間を伸ばし客単価を上げる効果もあります。 例えば、床や天井などさまざまな場所に木材が使用され、窓からは豊かな自然を楽しめるレストラン。店内はゆったりした雰囲気で、美味しい料理やデザートを楽しめる…そんなレストランがあったら、日常を忘れゆったりしてしまうのではないでしょうか。

満足度の高い体験は、リピーターを生み出します。「また来たい」「もっと利用したい」という思いから何度も訪れる人、「せっかくだから普段買わないものを買ってみよう」「もう少し長く楽しみたいから、追加オーダーをしよう」と消費行動に出る人もいるかもしれません。

お店やブランドへの愛着が高まると、顧客は単に商品やサービスを購入するだけでなく、企業全体を応援するファンになります。商品やサービスを使い続け、長く利益をもたらしてくれるでしょう。

SNS投稿事例や口コミ引用で
リアリティを強化

“シェアしたくなる空間”が、
新たな集客の起点になる

近年は、店探しやホテル探しなどをする際にSNSをチェックする人が増えています。多くの人が投稿する写真や口コミが、消費行動を左右する時代です。

木造建築のメリットは、RC造と比べてデザインの自由度が高いこと。曲線的なデザインや複雑なデザインも実現可能。独自のコンセプトやテーマを反映した空間、非日常的な空間を創出することで、SNSを通じて新規顧客を呼び込んだり、リピーターを創出したりすることができます。

空間や体験に満足した人は、「また行きたい」「誰かに教えたい」と思うもの。顧客自身がSNSで投稿する写真や口コミは、企業広告とは違うリアリティで多くの人の興味を惹きつけるでしょう。

ブランド化＝集客戦略の一部
としての空間設計

素材・意匠・ストーリーで、
ブランドの“世界観”を体現する

ロゴやキャッチコピーだけでなく施設の空間デザインを工夫することで、競合との差別化を図り、効果的に集客することができます。例えば、木の美しさや上品さを活かしてブランドのテーマをアピールしたり、使用する素材や加工方法にこだわることで、ものづくりへの真摯な姿勢を示したりすることが可能。「地域貢献」をアピールしたい場合は、使用する木材の産地やストーリーを伝えることで、共感を得ることができるでしょう。

デザインの自由度が高い木造建築は、空間自体が強力なビジネスツール。設計の仕方によって、さまざまなイメージを表現することができます。